西南戦争の舞台
田原坂に友達と…
福岡から南関、玉名と政府軍と同じルートで
田原坂入り

今は、福岡→久留米→熊本
と高速道路で1時間くらいで
行ける距離になりましたが、
政府軍目線で、一般道を通ると
起伏のある地形な上、山また山で
行軍は大変で、道も狭く
当時、この田原坂など
限られた道しか熊本に向かう
道はないので交通の要所
が、激戦地になるのも納得。

恐るべき事に、舗装はされてるけど
当時の道幅とあんま変わらない
ので、生々しい…
左右には、堡塁が多数築かれ、道を進むと
両方から撃たれ放題、切込みされ放題となります。

3の坂あたりで視界が広がりますが
実は、死角になってて見えないけど
薩軍の堡塁からこの場所は丸見えで
多分、この景色見てたら、狙撃されて
この世で見た最後の景色となりかねない…

田原坂を登りきると、公園と慰霊碑がありますが、
猫も気合の入った奴がいましたw

150年前近くの戦いの当時から存在していたと
思われる巨木と、美少年像(雨は降る降る~歌があるんですよ)

激戦を物語る、弾痕の痕だらけの土蔵。
…のレプリカ
で資料館があります。
2012年に行った時は、すげぇ資料館
ボロくて、資料が無造作に置いてあって
それはそれで良かったんですが
(あと、資料館の人が当たり前ながら
すげぇ歴史好きで楽しく話せたし…)
なんか、西郷どんによるお客様増加を
見越して、全面リニューアル。
オシャレになってるしw
なんせ、紹介する冊子からしてこれ

恋する西南戦争
桐野さぁ~がいたら
一刀両断にされそうなネーミングですw
ホームページもありますが
300円の展示室の料金を払い、中には以前あった資料が
ちゃんと綺麗に陳列され、さらに
薩軍の陣地をリアルに再現
し、映像を大きなジオラマの室内の壁に映す事で、
臨場感のある、当時の戦場を再現!!
大砲や、鉄砲の音、刀の音など忠実に再現し
夢も希望もない戦場のリアルを見せられます…
すげぇけど、ブルーになるだけなのが
ある意味凄い…体感展示室
当時の銃がずらりと陳列はなかなか圧巻。
更に、恋する西南戦争…あたりから
女子の来場を増やしたのか
困った事に、資料館が無料で発行している
田原坂の資料などの開設書は

同人誌かよ…
という、謎の作りで、中身も、なかなか充実してる上、
疲れてるカットがいちいち、女子が描いてそうな絵柄…
中身の特集は,刀の力。
など…これまた、刀剣女子を狙ったかのような特集もあり
苦心が伺えます。
でもよ。
ここって4000人近くが亡くなった
戦場なんだよな…

この橋は、西南戦争当時からあった橋で、政府軍の兵士は
この橋を渡り、田原坂へ向かい、死んで行きました。
薩軍の死体は賊軍なので、まとめて一緒に埋められ、官軍も
近くに官軍墓地が作られ、墓標には、一人一人の亡くなった日付と
場所が書いてありましたが、さすがに老朽化が進み、破損した墓標も
あります…
もちろん、沢山の人に、この戦争の事実を知ってもらい、
ここで沢山の人が死んだ事を後世に伝える為に
観光収入を得る為には、仕方ないのかな~と
思いますが、西南戦争で亡くなった
1万6千人に、恥ずかしくないような
観光地ではあって欲しいですね。
まあ、破損した墓地の修繕とかにも
使われるなら、資料館の300円も安いもんです。